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週間ニュース分析

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台湾とのコラボや対日投資の急増はじめ、外国の日本市場への進出目立つ

台湾とのコラボや対日投資の急増はじめ、外国の日本市場への進出目立つ

台湾企業の対日投資が急増している。これまで中国に量産拠点を構築してきたが、それがもうできにくくなり、日本に市場を求めたようだ。AI関係では、Anthropic が今秋にも都内に拠点を設けると発表、さらにフランスのMistralも26年に拠点を開設する見通しだ。Nvidiaの発表に続き、QualcommもベトナムにAI開発拠点を作った。国内でも三井不動産が半導体の拠点を設ける。 [→続きを読む]

貿易対立の強まりを受けて自国の半導体製造を強化する米中

貿易対立の強まりを受けて自国の半導体製造を強化する米中

米中対立から、サプライチェーンをできる限り自国に持ってこようとする米中の動きが顕著になってきた。米アリゾナ州のTSMC工場は第2工場がすでに動き出し、第3工場への投資も出ているという。テキサス州でもIT各社による「スターゲート計画」と呼ぶAIデータセンターの街を作る計画がある。中国の自動車は国産半導体を100%に上げる方向にある。国内でもソニーが22nmのラインを動かし始める。 [→続きを読む]

Nvidiaに対抗するAMDの新AIチップ、Huang CEOは欧州でソブリンAI拡大

Nvidiaに対抗するAMDの新AIチップ、Huang CEOは欧州でソブリンAI拡大

週末の金曜日に開催されたAMDのイベントで同社CEOのLisa Su氏が新しいAI向けのGPU「Instinct MI350x」を発表した。一方Nvidiaは、市場を拡大するため欧州でイベントを開催した。台湾のIT企業が5月の業績発表から、スマートフォンからAIへとシフトしたところが成長していることを示した。国内では、ホンダがラピダスに出資するする方向だという。 [→続きを読む]

Nintendo Switch 2にNvidiaのレイトレーシング付き専用プロセッサを搭載

Nintendo Switch 2にNvidiaのレイトレーシング付き専用プロセッサを搭載

任天堂の新ゲーム機「Nintendo Switch 2」(図1)が6月5日に発売された。ここにNvidiaのカスタムプロセッサが搭載されている。TSMCの第2工場実現に思わぬ問題が出てきた。福岡県は半導体後工程の開発拠点に6724万円の予算を計上した。中国の技術レベルが上がっている。ファーウェイが5nmプロセスの半導体をパソコンに搭載しBYDが全工程の8割を自動化したという。 [→続きを読む]

中国が半導体で脅威に、SiCでは上位10社に3社、華為は5nmチップを開発

中国が半導体で脅威に、SiCでは上位10社に3社、華為は5nmチップを開発

中国の半導体が力を付けてきている。パワー半導体のSiCの世界ランキングで10位以内に3社も入ってきたという報道もある上、華為(ファーウェイ)が従来の7nmプロセスではなく5nmプロセスの開発に成功したというニュースもある。一方、日本市場を狙う動きもある。半導体売り上げトップのNvidiaが量子コンピュータ技術で日本を支援すると発表した。 [→続きを読む]

中国華為科技や小米など自主開発の半導体で力を付けた

中国華為科技や小米など自主開発の半導体で力を付けた

米国の中国へ事実上禁輸となっている先端半導体において中国企業が自社開発を積極的に進めている。華為科技(ファーウェイ)や小米(シャオミ)などが一桁nmのチップを設計している。台湾の鴻海精密工業はNvidiaチップによるロボット開発を進め、欧州に半導体組み立て工場を設立する。国内ではラピダスが、JSファウンダリから応援の人員を10名程度受け入れた。 [→続きを読む]

トランプ対中政策の一環、サウジ訪問でNvidia、AMDが市場参入へ

トランプ対中政策の一環、サウジ訪問でNvidia、AMDが市場参入へ

米トランプ大統領の関税、対中政策などの思惑からNidiaやAMDなどテクノロジー企業のトップもアラブ訪問へ同行している。一方中国としてもハイテクの切り札、ファーウェイの技術力の高さにNvidiaトップも警戒している。ファーウェイの実力が垣間見えた。そして、キオクシアの決算が発表され2024年度(2025年3月期)は黒字に転換したものの営業利益率が10.8%に留まっている点が気にかかる。 [→続きを読む]

規制をくぐる新AIチップ、中国の自立化など脱トランプ化の動きが活発に

規制をくぐる新AIチップ、中国の自立化など脱トランプ化の動きが活発に

先週は、トランプ米大統領の影響を避けようというニュースが多かった。Nvidiaが中国との話し合いで規制を避ける新製品を開発することで合意している。ファーウェイは工場を拡張し、中国ファウンドリ2社の25年1〜3月期(1Q)の業績も絶好調だ。さらにEUも米国の研究者を受け入れようとし、日本にも協力を呼び掛けている。日本もソフトバンクが高性能メモリを自主開発する。 [→続きを読む]

Qualcomm、東京エレクトロンの決算から見えてくる今後の動向

Qualcomm、東京エレクトロンの決算から見えてくる今後の動向

スマートフォン市場のこれからを見込むQualcommの決算、AI市場に向けた製造装置を作る東京エレクトロンの決算がそれぞれ発表された。また、メモリの価格低下に関して、日本経済新聞は下がる、日刊工業新聞はNANDフラッシュが上がる、という逆の見通しを報道している。米トランプ政権の関税アップ、研究者削減に対して、中国からインドへのシフト、欧州での研究者獲得、という動きが目立っている。 [→続きを読む]

半導体決算、悲喜こもごもだが、TSMCはすでにA14の詳細を発表

半導体決算、悲喜こもごもだが、TSMCはすでにA14の詳細を発表

2025年第1四半期(1月〜3月期)のIntelとSK Hynixの決算発表は対照的だった。Intelの売上額が前年同期比(YoY)横ばいの126.7億ドルに対して、SK Hynixのそれは同42%増の17兆6400億ウォン(約123.5億ドル)と飛躍した。ルネサスの決算では底が見えたが、アドバンテストは同60.3%増の7797億円(24年度)となった。TSMCは技術会議で、A14プロセスを28年に量産すると発表、日本ではラピダス支援に向けた法改正が成立した。 [→続きを読む]

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